| 歌舞伎座の外観保存を求めます! |
歌舞伎座の建て替えにあたっては、内部の大々的な改装や、併設して建つ高層ビルに注文をつける気はまったくありません。
しかし、あの有形文化財として登録されてきた風格も風情もある建物を、一個人の趣味、嗜好を参考意見として反映させた、およそ従来の面影すら残さない建築物にしてしまってよいものなのでしょうか。
その改装待った!!と思われる同志の声を集めた署名運動を展開したいと思います。
賛同される方は、ご自分の氏名と住所(住所は非公開)をお寄せください。お名前は松竹本社と、都知事の元に届けさせて頂く他は、一切非公開とし、他用いたしません。
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☆この運動に賛同して、呼びかけ人となってくださった方々です。
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| 大切な文化として「歌舞伎座」の外観保存を |
先頃、新聞記事を見ていて、「えっ!?」 と我が目を疑う一文に出会った。
歌舞伎専門の劇場「歌舞伎座」の建て替えに関する記事で、その一部分を引用すると、こう書いてある。
”親会社の松竹が、都に建て替え計画案を提出した。当初は今の外観を忠実に継承する方針だったが、石原慎太郎都知事から、「銭湯みたい」という物言いがつき、見なおしたという”とのこと。
この劇場は1924年に建てられ、戦災で大きな被害を受けたあと、50年に改修されて、2002年に国の登録有形文化財に指定された。それがこのほど老朽化で建て替えをするに際して、大きく面変わりするというのだ。
計画案によると、今の建物は解体して、新劇場と高さ150メートル、29階建てのオフィスビルを併せた複合ビルに生まれ変わるという。
そして、事前調整段階で石原都知事から「銭湯みたいで好きじゃない。」「オペラ座のようにしたほうがいい」という注文がついたために、従来のような唐破風の飾り金具や彫刻などの装飾はつけず、軒を飾っていた組み物などを簡素にして、屋根の形などは従来の特徴を活かすものの、白壁の多くはガラス張りや縦格子に変わるとのことで、かなりシンプルでモダンなデザインの完成予想図が出ていた。
誤解のないように申し上げるが、建て替えそのものに文句は無い。当然1924年に建てられたとなると、劇場装置そのものも古くて使いものにならないだろうし、耐震性にも大きな問題があるに違いない。
大がかりな舞台転換が出来るコンピューター制御の装置や、奥行きの広さ、天井の高さ、各席のバリアフリー化など、さまざまな造り替えが必要だろうと思う。
でも、私がびっくりしてしまったのは、いくら都におうかがいをたてたからといって、国の登録有形文化財に指定されている建物を、一人の知事の趣味というか、好みの問題で、「銭湯みたいだから」「オペラ座のようにしたほうがいい」という鶴の一声で、簡単に変えてしまっていいものだろうか。何とか外観だけは保存して欲しいと思うのだ。
知事は何か他のニュアンスがあったのかもしれないけれど、オペラ座はフランスの物であり、オペラ座が「歌舞伎座みたいのがいい」といって、日本風の建物にするなんてことは有り得ないのだから。
私は銭湯で結構。大結構! 古い建物の装飾は、大切な文化として保存して頂きたいのだ。私自身が何度か足を止めて見上げたように、外国からの観光客がカメラを向ける東京の名所を、日本の有形文化財として、もっと大切に考えて欲しいと切望する。
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湯川れい子 (ORICON BIZ「音楽の旅」より転載 )
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